木村「徹～！ やったぜ！」
早坂「うおっ！？ 何だよ！」
木村「やっと内定もらえたんだって！ これで卒論に集中できる～！」
早坂「おー、そうかそうか～(棒)」
木村「おいおい、徹、まさか就活進んでないとか言わないよな……？」
早坂「進んでないっつうか……他の奴らみたいにやりたいことがあってこの大学に来たわけじゃねえからさ……」
木村「俺だって別に最初からあの会社に入るつもりで大学なんて入ってねえって！ 徹はさ、もう一回自己分析してみりゃいいんじゃねえの？」
早坂「うえ、だりぃこと言うなよなあ」
木村「いやいや、簡単だって！ 例えばほら、お前、対人より対機械の方がいいだろ？」
早坂「あー、まあ、そうだな」
木村「それだけで多少は調べられるじゃん？」
木村「案外さ、そのくらい緩く考えてた方が、いい仕事には出会えるもんだぜ？ 最初から決めつけないでさ」
早坂「それは確かにそうだな……さんきゅ、希望が見えてきたかもしれねえわ！」
木村「おお！？ じゃあ今日は徹のおごりでカレーランチ！」
早坂「あ、おい！ 勝手に決めんなよ！」
早坂「機械相手の仕事でも、途中で誰の役に立ってるのか分からなくなるのは嫌だな……ってことは工場はあんまり向いてないかも……」
早坂「ん……？ インフラ整備……あ、なんかこの発電設備見たことあるけど……こういう人たちが設置してメンテナンスしてるのか……」
早坂「非常用発電機の保守管理……これならいつも誰の何のための仕事なのかが分かる！」
早坂「元々機械いじるのは好きだし、一回話聞いてみたいかも！」
早坂「あ……でも、完全に未経験でも大丈夫なのか？」
早坂「ネットには研修制度が充実してるって書いてはあるけど……こう言うのって実際の話とギャップがあったりするんだよな……」
早坂「いやいや、悩んでる暇なんかないでしょ！ 慶だって、最初から決めつけない方が上手く行くって言ってたし！ エントリー……っと！」
早坂「……エントリー、完了しちゃったな……」
早坂「これはもう、進むしかないな！ 俺の直感を信じよう！」
早坂「は、はじめまして！ 本日はお時間いただきありがとうございます！ 早坂徹と申します！」
荒木さん「はじめまして。今回は応募していただいてありがとうございます！ 緊張してるみたいですが、大丈夫ですか？」
早坂「は、はい！！」
荒木さん「ははは！ 元気が良くて何よりですね！ 私は株式会社サンデンサービス代表の荒木です」
緒方「採用担当の緒方です。早速ですがこの会社について説明させてもらってもいいですか？」
早坂「はい！ お願いします！」
荒木さん「弊社では非常発電設備の保守点検を請け負っています。一般の方の目にはとまらない場所での仕事なので、具体的にイメージするのは難しいかもしれませんが……」
早坂「あ、HPに載っていた写真のような機械なら、今バイトしている商業施設に設置されているので見たことがあります！」
荒木さん「ああ、そうそう！ 商業施設のような経済発展のために大量の電気を必要とする場所や病院、ビルなど、私たちの現場は本当に様々なんです」
緒方「その中でも病院や公共施設の非常発電設備の保守点検は日本のような自然災害が多い場所では重要な仕事なので、とてもやりがいは感じられると思いますよ！」
荒木さん「取引先の会社からも安定した技術力で信頼と安心の評価をもらっています。会社に実績があるということは、もちろん先輩たちの技術力が素晴らしいということでもありますから、早坂くんのような未経験からのスタートもしっかりサポート出来ますよ！」
早坂「そうですね……でも、皆さん僕のような全くの未経験から始められたというわけじゃないんじゃないですか？」
緒方「新卒で入社される方は皆さん未経験からの出発ですよ。早坂さんのような不安を払拭するために、弊社では充実した研修制度や資格取得支援制度を設けていますから、ご安心ください！」
早坂「なるほど……先輩方がすごい方々なら、研修が終わって自信が持てなかったとしても安心ですし、資格を取ればさらにスキルアップが出来るってことですね！」
荒木さん「その通り！ 手に職もついてキャリアプランもしっかりと考えられますから、長く働けると思いますよ」
緒方「それに、資格は一つ取得出来たらまた次の資格……というように徐々にレベルアップしていけるので、成長したい、という方にもおススメなんです！」
早坂「僕……やっているうちに何の役に立っているのか分からなくなるような仕事はしたくないんです。でも……ここなら人の安全を守るスペシャリストになれるってことですよね？」
荒木さん「そうですよ！ 電気がある生活を守るプロって、かっこいいでしょう？」
早坂「はい！」
木村「何だよ、今日やけに機嫌いいじゃん？」
早坂「いやあ、俺さ……」
早坂「電気がある生活を守るプロになるわ！」
木村「え、何それ！？ 超かっこいいじゃん！ 詳しく聞かせろよ～！」
早坂「ここまでの作業が終わったら、休憩にしよっか！」
新入社員「はい！ あ……あと、このあと電気工事士の勉強、一緒に付き合ってくれませんか？」
早坂「え～、どうしよっかなあ～」
新入社員「早坂先輩っ！ お願いしますよ～！」
緒方「株式会社サンデンサービスでは新卒の方はもちろん、未経験の方もお待ちしております！」
荒木さん「一緒に日本のインフラを守る重要な仕事をしてみませんか？ 皆様からのご応募、お待ちしております！」